取り込む家
☆☆☆

真衣ちゃんの体を抱きしめると咲とは違う香りがした。


真衣ちゃんは甘い香りの香水を少量付けているようだ。


真衣ちゃんは俺の腕の中に包まれたまま抵抗しない。


「いい?」


耳元でそう訊ねると、真衣ちゃんは微かに頷いた。


俺は真衣ちゃんの背中に回した手を服の中に忍ばせる。


真衣ちゃんの体温がグンと近づいて感じられる。


咲よりも少し熱いかもしれない。


この状況に照れているからかもしれない。


真衣ちゃんの背中を撫で上げると下着のホックにたどり着いた。
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