取り込む家
俺は自分の喉に手を当てた。


そして驚く。


「手が……ある……」


声も出ている。


驚いて上半身を起こし、自分の体を確認した。


布団の下には手足のついた自分の体が存在していたのだ。


「どういうことだ?」


久しぶりに聞く声は確かに俺のもので間違いない。


混乱が混乱を呼んでいる。
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