終わらない旅
スタート
一度だけ幸せになりたいと思った

過ごした日の記憶を永遠にしたいと思った

あの日見た後ろ姿が鮮明によみがえってくる

小さな背中が大きくなってて

それを遠くに感じては
切なる想いを馳せながら
ずっと閉じこもっていた


別れが怖くて悲しくて
涙だけは止まることを知らずにあふれだした

この現実が受けとめられなくても

運命を信じたくなくても

青い空や白い雲は
きっとまた出逢わせてくれる


広すぎる宇宙の下で
巡り逢えた生命だから


もし高い天に飛んでいける日が来たら

始まりの惑星をたどって

笑ってスタートしようね
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