2人の王女と2人の騎士



「おーいクライド!流石にこの量は1人じゃ片付けられないって!」


ヘトヘトになりながら向かって来るのはイグニス。

イグニスは更に背が伸びてクライドと同じくらいになった。2年前から内面の大人っぽさは少しだけ感じていたけど、18才になって見た目も成長して少年から青年…って感じになった気がする。



「それくらいの書類はすぐに終わる。…あぁ明日は結婚式だったな。さて、それまでに終わるのか…」

「ひっど!手伝ってくれないの!?」



2人のやり取りは相変わらずだけど仲は良いみたい。
私とティアは目を合わせて笑っていた。





幼なじみとして過ごしてきた私たちが、こうして家族となって生きていく。

これからもいろんな事が起こるだろうけど、この4人なら何だって乗り越えられる。



ティア、クライド、そしてイグニス。
この3人の笑顔がいつも私の側にありますように。




〜FIN〜


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