2人の王女と2人の騎士
第2章 鬼教師クライド


クライドと2人っきりになれると思うと早起きなんて簡単な事だった。お気に入りのドレスを着て、軽く化粧をして、最後にほのかに香る香水を振り撒いて準備完了。

ルンルンな気分でクライドの待つ図書室へ。


「おはよう、クライド!」

「おはようございます。お待ちしてましたよ」


朝から爽やかな笑顔を浮かべるクライド…。
私の瞳にとても眩しく映っている。
好きな人と朝からずっと一緒なんてとても幸せ…。






なんて思ってたのもつかの間。
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