FlyFree
第一章
『君、話に聞いてた通り本当に可愛いね』
40〜40半ばくらいの歳だろうか。
鼻息を荒くして私の顔を覗き込む。
『本当に君みたいな子が売りやってるの?』
ニタァっと不気味に笑い髪に触れる。
どれだけ回数を重ねても、こういう事は慣れない。
気持ち悪いとしか思えない。
『ねぇ、買うの? 買わないの?』
指を5本立て、男の前に突き出す。
『5万? さすがに高いよ』
『じゃあ、他をあたってよ』
そう言って背中を向ける。
するとおきまりのパターンでやってくる。
『ま、待って、わかった! 君みたいに可愛い子いないし、いくらでも出すよ!』
そして作る。
とびきりの笑顔を……
40〜40半ばくらいの歳だろうか。
鼻息を荒くして私の顔を覗き込む。
『本当に君みたいな子が売りやってるの?』
ニタァっと不気味に笑い髪に触れる。
どれだけ回数を重ねても、こういう事は慣れない。
気持ち悪いとしか思えない。
『ねぇ、買うの? 買わないの?』
指を5本立て、男の前に突き出す。
『5万? さすがに高いよ』
『じゃあ、他をあたってよ』
そう言って背中を向ける。
するとおきまりのパターンでやってくる。
『ま、待って、わかった! 君みたいに可愛い子いないし、いくらでも出すよ!』
そして作る。
とびきりの笑顔を……