sweet fruit
『未那ちゃん、あのね?』
『どうしたの?』
抱き合っていた体をはなす。
『私…
お弁当作ったの!!』
『………マジィ!?!?』
未那ちゃんは凄い驚いた顔をした。
『マジ。昨日はいろんなフルーツをお弁当に入れて、まぁくんと食べようとしたら引かれたから…』
昨日のことを思い出すと泣きそうになる。
『そりゃ、引くわ。』
未那ちゃんのトドメの一撃!
私の涙腺はぶち切れた。
『ふぇ~ん…未那ちゃんまで酷い…グスッ…』
『えっ;;ちょっと;;;』
教室にいた人たちが一斉にこっちを向く。