sweet fruit
『瑠美じゃないのかよ…』
そう言いながらも、まぁくんはお弁当箱を開けた。
私はその姿をじーっと見る。
『瑠美も開けろよ。食べようぜ』
まぁくんがお弁当を食べ始めてから、私もお弁当箱をあけた。
すると、まぁくんが食べるのをやめて、じーっと見てきた。
『な、なにかなぁ…?』
私はお弁当箱を隠しながら聞く。
『俺、そっちが食いたい。』
『だめ;;;』
『やだ』
まぁくんは無理矢理お弁当を取り上げた。
『返してよぉ;;;』