あなたと
"ちょっ…、最後の言葉俺が言おうと思ってなのに。もちろんよろしくな"
あぁ、もうこれ以上に幸せな日は来ないかもしれない
「そういえば結構時間経っちゃったよね、どこ行く予定だったの?」
"あー、それなら大丈夫。ちょっとドライブしてからビュッフェ行こうと思ってたから予約の時間にはまだ間に合う"
「ビュッフェ?」
"そう。この前テレビ見てた時に行きたいって言ってただろ?"
「え?でもあそこ結構な値段じゃ…」
高校生の私では手が出せないから大人になってからと思ってたんだけど
"俺を誰だと思ってんだ?"
自慢げに言うたっくんに自然と笑えてきて
「ありがとう。めっちゃ嬉しい、たっくんの誕生日にちゃんとお礼するね」
"お礼なら毎日もらってるよ。隣で美希が笑ってくれているだけで幸せだから"