恋やめます
それから、私と雅美は
チャイムがなるまで

お互い喋らなかった。


そうこうしているうちに、

あっという間に

放課後になり

部活にいった。

いつものように練習を終え
みんなが帰る頃



自分だけ残り自主練をして
下校時間ぎりぎりになってから

帰ろうとすると


校門に人影が見えた
その人影が徐々に分かってくると

私は苦しくなった。

翔だったのだ。

私は翔を見ないようにしながら
通り過ぎようとすると

「おい」と声を掛けられ

思わず肩がビクッとしてしまった。
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