恋やめます
翔は目を開いておどろき

机をガタッと動かしたかと思うと


走って私の肩をつかんで
悲しそうな顔で

「優美悪かった。
今まで冷たくして、でも俺別れたくない
お願いもう1度もやり直そう。」

と、お願いと言うふうに顔を下げた




その様子を見ていたクラスメイトは
何事だ?とシーンとなり
私達を見つめていた


『翔ここじゃ目立つから空き教室いこ』
と声をかけて

私と翔は空き教室にいった


そして私は翔と向き合うと

『ごめん
私もう疲れたの。翔とはやり直すつもりはないの』ときっぱり言った


翔は絶望の顔をして

「お願い…
俺が好きなのは優美しかいないんだ…
冷たくしたりしたのは
優美に妬いて欲しかっただけなんだよ…
だから、お願い
別れるなんていうなよ」

と弱々しい声で言った

妬いて欲しいとか
それだけ私は泣いてきたの?
今までの涙返してよって言いたかった


でも、弱ってる翔にそんな事言うのは流石に可哀想だとおもったから

言わなかった





『翔…何もかも遅すぎるよ…
もう、元どうりなんてできないんだよ…
もう、私達は以前の私達じゃないんだよ
すれ違い過ぎたんだよ。
もう、白紙に戻そう』

と言った。

翔は諦めないという顔で

「俺絶対諦めない!!!!!
優美が俺の事嫌いになっても
また、好きにさせる。」


と、翔が意気込んだ
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