イケメンたちとBeach Time《完結》
「………え??何??」



凛々しいカズキくんの顔が、
アタシに近づいてきた。



……えっ???



蛇口から流れる水の音が響く台所。

そんな場所で、
アタシはカズキくんに唇を重ねたのだ。


泡だらけの手をしたアタシは
無抵抗なまま、
何が起こっているのか
…うまく理解が出来ない。


そして、唇が離れると、
カズキくんは何も言わず、
家を出て行った。



―ジャー………



水の流れる音だけが虚しく響く。

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