イケメンたちとBeach Time《完結》
「……あぁ!!!!待って!!」



アタシは手を振り払い、
カズキくんのカラダをドンっと押した。



バランスを崩したカズキくんは、
後ろに手を付き、目を丸くする。



「……ごめん。
カズキくんとはそういうこと出来ないよ」



生ぬるい潮風が
アタシたちの間を吹き抜ける。



「……だよな。ごめん。
俺、変に強引になっちゃって…」



カズキくんは立ち上がり、
手に付いた砂を払うと
テラスに向かって歩き出した。

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