イケメンたちとBeach Time《完結》
アタシは満天の星空に
届きそうな大きな声で、訴えた。


考えは間違っていない。


そう確信を持っての発言だ。



「俺には責任があるんだ…。
ハルちゃん、ホントにごめん」


「どういうこと??
何でケンくんに責任があるの??
教えてよ!?」



ケンくんは黙ったまま、
何も言わず、「ごめん」とだけ呟いた。


アタシはそれ以上、
責めることを止めた。


これ以上、
責めても
もうケンくんの決心は変わらない。


そして、
アタシが虚しくなると思ったから。

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