イケメンたちとBeach Time《完結》
その日から、
午後になるとカズキくんは
海の家を手伝った。


一つ屋根の下で暮らしているが、
アタシたちは食卓テーブルで話す程度。


それ以上の関係はなかった。


アタシの中で、
ケンくんの存在は消えていない。


夜の海を見ると、
ケンくんのことを思い出し、
涙が込み上げた。



ケンくんの笑顔が好きだった。


ちょっと意地悪だけど、
優しい性格が好きだった。

< 169 / 226 >

この作品をシェア

pagetop