イケメンたちとBeach Time《完結》
「……ハルナ、
ちょっと待っててくれる??」



カズキくんは耳元で、
囁くように言葉を発した。



アタシは小さく頷き、
掴んでいた手をゆっくりと緩め、
委ねていたカラダを静かに起こした。

すると、
カズキくんはアタシの前に立ち、
男たちに向かって声を上げた。



「ハルナに何かしたら、許さない!!」


「はぁぁぁ~???
お前、なに言ってるんだ!?
正義の味方振る気か~<`ヘ´>」



一人の男が、
カズキくんに近づき、
拳を振り上げた。


そして、
顔を目掛けて、勢い良く振り下ろす。



「キャァァァー!!!」



アタシは手で顔を覆い、
ギュッと目を瞑った。
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