イケメンたちとBeach Time《完結》
玄関を開けると、
お母さんが出迎えてくれた。



「お帰り~。遅かったね~」


「うん……」



アタシの胸は
まだドキドキしていた。



男に襲われそうになったから??
……それもある。


それよりも…


それよりも、
カズキくんを想うと、
ドキドキと鼓動が早くなるんだ。



「お父さんね、
仕事が決まりそうなの!!
ホント良かったわ~」


「……あぁ、
そうなんだ。良かったね」



のん気なお母さんを放って、
アタシは自分の部屋に入った。

< 183 / 226 >

この作品をシェア

pagetop