イケメンたちとBeach Time《完結》
「点いた!!
ハルナ!!離れろ!!」



カズキくんがアタシの手を握り、
花火から距離を置く。



―ドン!!!



満天の星空に
打ち上げ花火が広がった。


市販のものだから
決して大きくはないが、
二人で見るには贅沢なくらい。


カズキくんは次から次へと、
花火に火をつけて行く。



―ドン!!!ドン!!
パラパラパラ……



花火の数だけ、
アタシたちは笑顔になって行く。


そして、
顔を見合すたびに、
鼓動の早さが増して行った。

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