イケメンたちとBeach Time《完結》
真実を知るのは、突然だった。



「ハルちゃん……」



流れる汗を拭きながら、
ヤキソバをひっくり返すアタシを呼ぶ声。


そして、
懐かしい響き。


顔を上げると、
そこにはケンくんの姿があった。



「……ケンくん…。
……どうしたの??」



顔全体に、
変な脂汗が滲み出る。



「ちょっと、話す時間ある??」


「仕事が終わらないと、無理かな…」


「そっか…
じゃ、17時ごろまた来るよ」



ケンくんはそう言って、
その場から離れてしまった。

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