イケメンたちとBeach Time《完結》
アタシはヤキソバがこげているのを忘れてしまうほど、
ケンくんの姿を目で追っていた。


背中がすごく懐かしく、
ギュっと握った手の感触を思い出す。



突然どうしたんだろう…?


~~~~~~

海で遊んでいた人たちが帰る支度を始める頃、
ケンくんがまた姿を現した。



「……ケンくん。
これ洗ったら、
終わりだから待っててくれる??」


「うん。
じゃ…俺も手伝うよ」



ケンくんはそう言って、
腕まくりをし、一緒に鉄板を持ち上げた。


蛇口から勢い良く水が飛び出し、
アタシたちはたわしで一生懸命、鉄板を擦る。


何だか…
不思議。


別れてから、
一緒にこんなことするなんて…(~_~)

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