イケメンたちとBeach Time《完結》
綺麗になった鉄板を立てかけ、
水道を止めると、
アタシたちの間に沈黙が走る。


ケンくんはうつむいたまま、
何も言おうとしない。



「……ケンくん、
とりあえず、歩こうか…」



小さく頷くケンくんと、
アタシは砂浜に出た。



さっきまで
たくさんの人が遊んでいた砂浜も、
夕日と共に活気がなくなり、
少し寂しい気持ちにさせる。


アタシたちは、
砂の上に腰を下ろし、
オレンジに染める海を眺めた。


お互いに話すことが出来ない
…そんな雰囲気。

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