イケメンたちとBeach Time《完結》
食事が済み、
男の子たちが練習に向かう中、
ケンくんがアタシのところにやってきた。



「ハルちゃん、
さっきは危なかったね」


「……え??
どういうこと??」


「だって~、コウタ先輩、
ハルちゃんのこと気に入ってるから、
俺たちが付き合っていること知ったら、怒り出すよ」


「あぁ…そっか…」


「だから、
俺たちのことは内緒ね!!
お願い!!」



ケンくんはそう言って、
玄関に向かった。



「……行ってらっしゃい」



アタシの声に、
ニコッと笑うケンくん。


アタシはこの笑顔が好きなんだな…って思った。


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