「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。
「……僕なんかがいいのか…」
呟くと、
「……あなただからいいの」
と、彼女が応えた。
「……心も何もない空っぽな恋愛ばっかりの私に、あなたが違う愛を教えてくれたんだもの」
「僕に、教える愛など……」
「あるわ…」と、髪に手を伸ばしてきて、
「偽りのない気持ち……」
ゆっくりと撫で下ろした。
「気持ちに嘘のない聖哉さんは、私にまで嘘をつけなくさせたし、いつも心のままにいさせてくれたもの……だからね、」
と、彼女が僕を見る。
「……あなたと、いつか結婚できるなら単純に嬉しい……」