「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。

彼女が、チュッと軽く唇にキスをする。

「……あなたを、好きでよかった」

口にして、

「…ねぇ、私のこと愛してる?」

尋ねてくる。

「ああ…」

答えると、

「ちゃんと、愛してるって言葉で言ってよ?」

顔を見上げられて、

「……愛している」言って、「たぶん」と、付け加えた。

「……たぶんがよけいだったけど、いいかな…」

と、彼女が笑う。

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