「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。

好きになれば、終わりが見えるのではなく、

好きのその先にある気持ちを、信じてみたくなった……。

抱き合って、重なる身体が熱く感じる。


「……何処にも行かないで」

「……此処にいるだろう」


……永遠の愛などが、つかめたわけでもない。

ただ、続いていくこの刹那の愛情を、

思うままにも、感じていたいと……。


身体の下で、息をつく彼女を見つめる。

「…ねぇ、もっと…抱いて」

「……抱いてやる…もっとなど、言えなくなるくらいに……」

……触れ合って、生まれるこの熱を、感じていたいと思っていた……。




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