「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。

「……こうすれば、満足なのか?」

唇で肌に触れながら、片手に持ったグラスをテーブルに置く。

「…ん、聖哉…」

……身体を合わせるそばから、どうしようもなく冷めていく気持ちがつのる。

達かせてしまえば足りるのなら、早くそうしてしまいたかった……。

自分の身体の下で喘ぐのを見下ろして、

……こんなのは無意味にしか、僕には思えない……。

そう、頭の片隅で投げやりにも考えていた。



< 14 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop