「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。
「……僕は、演じてまで自分を偽りたくないだけだ。君に、言われる筋合いもない」
ワインをグッと飲んで、言うと、
「……すごい」
彼女は、唖然としたようにそう呟いて、
「……そこまで冷淡にもなれるなんて、ある意味尊敬するかも……尊敬のついでに……」
と、彼女がテーブルの向かいから顔を寄せる。
「……しませんか? 今日……。あなたがどんな風に抱くのか、興味が湧いたから……」
声をひそめた。
「君が、それで構わないのなら」
言うと、彼女は無言で頷いた……。