「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。
「相変わらず辛辣だよな。けど、当たってるからなんも言えねぇが」
拳を口にあててクッと短く笑う。
「…俺もさ、おまえみたいに生きたいよ。そんな風にさ…」
「……。僕の生き方が、おまえに合ってるとも思えない。僕は、僕の生きたいようにしているだけで、それが他の奴に当てはまるとも思えないがな」
「…ふん、正論だな…」
唇の端で笑って、
「……おまえは、自由でいいよな…」
残りのブランデーを飲み干した。