「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。
唇を噛み、泣くのをこらえる表情で、
「……同性から嫌われるのなんて、前からだから。今さらこんなの、たいしたこともないし」
言うのに、
「……僕との付き合いで、つまらないことに巻き込まれるのなら、もう離れた方がいい」
話すと、「嫌…」と、彼女が首を横に振った。
「……これぐらい、たいしたことないって言ったでしょ?」
気丈に振る舞おうとする彼女に、思わず頬にかかる髪を耳にかけて、
「……バカだな」
耳のそばへ口づけた。
「バカなのなんて、わかってる……」
顔を上げて、じっと見つめてくる。