大切で大好きな君へ。【短編】
君の声が、好きだった。


優しさだけが含まれたその声は、私の心を溶かしてくれた。


苦しい時も、悲しい時も、君の声を聞くだけで不思議と笑顔になれた。


まるで魔法みたいだねって、いつだったか君に言ったら、君は照れてたよね。


どんなときだって、君の声が優しく背中を押してくれた。





だから、柔らかくてまっすぐな、君の声が本当に好きだった。
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