【短編】キスからはじまるカンケイ【完】
━━チュッ
軽いリップ音がブースに響く。
「なんっ…」
あたしはイスから立ち上がる。
さっきまでも逃げれたはずなのに。
どうしても彼から目が離せなかった。
「今日なんの日か知らないんでしょ?」
「それとこれがなんの関係が…」
なんで知らないからってキスをされなきゃならないの?
この人がこんなに軽い人だったなんて知らなかったし腹が立つ。
何よりもキスをされてドキドキしてる自分に一番腹が立つ。
「あるよ。今日がなんの日かに関係してる」
「はぁ?」
さすがにふざけてるように思えて声を荒らげてしまう。
「キスの日」
あたしの唇に手が伸びてくる。
「…キス?」
「そう、信じられないなら見てみなよ」
あたしのパソコンからネット検索をする。
〝キスの日〟と入力しているのが見える。
それが本当だとしても、なんでキスをする必要があるのだろうか。
こんなにドキドキさせられて腹が立つ。
軽いリップ音がブースに響く。
「なんっ…」
あたしはイスから立ち上がる。
さっきまでも逃げれたはずなのに。
どうしても彼から目が離せなかった。
「今日なんの日か知らないんでしょ?」
「それとこれがなんの関係が…」
なんで知らないからってキスをされなきゃならないの?
この人がこんなに軽い人だったなんて知らなかったし腹が立つ。
何よりもキスをされてドキドキしてる自分に一番腹が立つ。
「あるよ。今日がなんの日かに関係してる」
「はぁ?」
さすがにふざけてるように思えて声を荒らげてしまう。
「キスの日」
あたしの唇に手が伸びてくる。
「…キス?」
「そう、信じられないなら見てみなよ」
あたしのパソコンからネット検索をする。
〝キスの日〟と入力しているのが見える。
それが本当だとしても、なんでキスをする必要があるのだろうか。
こんなにドキドキさせられて腹が立つ。