ないちゃだめ
タイトル未編集
わたし
「涙子ー!!!」
胸がざわざわする。
「ちょっと、きいてる?」
ついにきてしまった。
「る、い、こーーーー!!!一緒のクラス!!!!」
「きゃあ!!!!!」
神さまありがとう。
大好きなリサと一緒のクラスなんて今年一番のプレゼントです。
高なった胸を沈めるようにふわふわと桜が咲いている。
「ほんと良かった。」
「だよね〜」
「あんた1人じゃ誰にも話しかけられなくて、ぼっち飯がいーとこじゃん。」
「そっちか。うるさいなぁ。」
思わず口が尖る。
そんなあたしの顔なんか見飽きてるはずなのに、リサはお腹を抱えて笑う。
優しくてほんとにすき。
「ふったりっとも!!」
また私のすきな声がする。
「実々花!知音!」
2人が私たちの方へ走ってやってくる。
「今年もうちら4人ずーっと一緒にいよう!」
< 1 / 3 >