咲かない花
第2章 秘密
帰ったら愛恋の言うとおりラーメンとチャーハンだった。プラス餃子。
お母さん妊娠しているのにしんどくないのかな?
妊娠していることは誰にも聞いていないけど隠すには無理がある。
「沙那〜。早く食べないと伸びるよ〜」
「うん。ありがとう」
帰ってきてからお母さんは不機嫌。
更年期には早いと思うんだけどなぁ。
まだ27だし。
「どうしたの?ボーとして。」
「ううん。また後で聞いて?」
ここでは言えないの。
「はいはい。」
「二人とも仲良すぎじゃない?」
やっとお母さんが話した。
「別に何もないよ。」
「お母さん、沙那に当たるなって」
愛恋と声が重なる。
「そう。」
ため息のようにつぶやいてから
「じゃあ私出かけるからあとお願いね。」
そう言ってダイニングキッチンを出る。
「お母さんどうしたのかな?」
「沙那が心配するような事はないよ。」
「何それ?」
イラッとする。
「彼氏と上手くいかなくてイライラしてるんだろ。」
「またできたの?」
「ほら顔はいいだろ?」
「うん。」
「ごちそうさま。沙那も食べ終わったら流しに持ってきて。」
「はーい。」
急いで食べて持っていく。
「はい。愛恋。」
「手伝えよ。」
「仕方ないなぁ。」
食器についた泡を流す。
「ねぇ沙那今日は何日?」
「5月22日。愛恋の誕生日でしょ。」
「正解!ホント俺のこと好きだよな。」
「五月蠅い!水かけるよ。」
「プレゼントが水は嫌!」
「そう?残念!」
全て流し終わった
「おつかれ」
冷蔵庫からジュースを取り出してほっぺに当ててくる。
「愛恋こそ。部屋行こ?」
「OK」
ふわりと抱きかかえられる
「ちょっと・・・。恥ずかしい」
無視されてそのまま愛恋の部屋に連れていかれる。
片手で鍵をしめる時少し体が傾いて怖かった。
「鍵閉めなくても」
「お母さんに見られたら困るから。」
そう言いながら抱きしめてくる
「そうだね。さぁ話して、隠してることすべて。」
「全部?」
年齢を気にしてくれてるのかな?
「小3だからって気にしなくていいんだよ。」
「分かったよ。一番大切な事から言うよ。
お母さん、妊娠してるだ。
もう安定期に入ってる。」
「うん。知ってるよ。
それ隠すことじゃないからその裏に何かあるんでしょ?」
もうどんなことでも受け止められる覚悟は出来てる。
「さすが沙那!」
そう言って抱きしめてた手を緩めて離れようとする。
「お願い、このままいて。」
また抱きしめてくれる
「俺の子なんだ。お腹の子。
親父も知ってる。」
あ…愛恋の子?
動揺を隠すように
「OK。それで離婚したんだ。」
「中学校の頃、俺学校に行ってなかったじゃん。
沙那が学校に行ってる間、不良達と絡んでいろんな女とヤッてるのがバレて・・・。
親父と上手く行ってなかったらしくて脅されて仕方なく。」
「それだけ?」
思ったより声が低くて自分でもびっくりした。
「一応。」
嘘ばっかり
「じゃあ質問いくよー」
事実はどれくらい話してくれるのかな?
「うん・・・」
「どうして学校行ってないの?玖慈良ちゃんや要珂ちゃんのせいだけじゃないよね?」
「沙那が帰ってくるときにいたかったのと、学校の奴らがうざかっただけだよ」
「いじめられたんでしよ。
頭良いし、かっこいいし妬みたくなるよ」
「沙那・・・」
「でも玖慈良ちゃんとは付き合ってたんでしょ。」
「うん。学1の美人と付き合えばマシになるかなって。」
「でも余計に悪くなったと」
「そう。俺、すっごく性格悪いけどいいの?」
「私のせいでしょ?」
ごめんね。
年下で
妹で
「ううん」
愛恋は泣きそうな顔をして首を振る
「ごめんね。
でもどんな愛恋でも好きだから心配しなくてもいいんだよ。」
早く大人になりたいな。
「ねえ、愛恋。今は無理だろうから私が大人になったら今してること私にして?
大人になるまでは他の人にしていいから。」
「俺がその時まで待てない。
沙那が中学生になったらでいい?」
お母さん妊娠しているのにしんどくないのかな?
妊娠していることは誰にも聞いていないけど隠すには無理がある。
「沙那〜。早く食べないと伸びるよ〜」
「うん。ありがとう」
帰ってきてからお母さんは不機嫌。
更年期には早いと思うんだけどなぁ。
まだ27だし。
「どうしたの?ボーとして。」
「ううん。また後で聞いて?」
ここでは言えないの。
「はいはい。」
「二人とも仲良すぎじゃない?」
やっとお母さんが話した。
「別に何もないよ。」
「お母さん、沙那に当たるなって」
愛恋と声が重なる。
「そう。」
ため息のようにつぶやいてから
「じゃあ私出かけるからあとお願いね。」
そう言ってダイニングキッチンを出る。
「お母さんどうしたのかな?」
「沙那が心配するような事はないよ。」
「何それ?」
イラッとする。
「彼氏と上手くいかなくてイライラしてるんだろ。」
「またできたの?」
「ほら顔はいいだろ?」
「うん。」
「ごちそうさま。沙那も食べ終わったら流しに持ってきて。」
「はーい。」
急いで食べて持っていく。
「はい。愛恋。」
「手伝えよ。」
「仕方ないなぁ。」
食器についた泡を流す。
「ねぇ沙那今日は何日?」
「5月22日。愛恋の誕生日でしょ。」
「正解!ホント俺のこと好きだよな。」
「五月蠅い!水かけるよ。」
「プレゼントが水は嫌!」
「そう?残念!」
全て流し終わった
「おつかれ」
冷蔵庫からジュースを取り出してほっぺに当ててくる。
「愛恋こそ。部屋行こ?」
「OK」
ふわりと抱きかかえられる
「ちょっと・・・。恥ずかしい」
無視されてそのまま愛恋の部屋に連れていかれる。
片手で鍵をしめる時少し体が傾いて怖かった。
「鍵閉めなくても」
「お母さんに見られたら困るから。」
そう言いながら抱きしめてくる
「そうだね。さぁ話して、隠してることすべて。」
「全部?」
年齢を気にしてくれてるのかな?
「小3だからって気にしなくていいんだよ。」
「分かったよ。一番大切な事から言うよ。
お母さん、妊娠してるだ。
もう安定期に入ってる。」
「うん。知ってるよ。
それ隠すことじゃないからその裏に何かあるんでしょ?」
もうどんなことでも受け止められる覚悟は出来てる。
「さすが沙那!」
そう言って抱きしめてた手を緩めて離れようとする。
「お願い、このままいて。」
また抱きしめてくれる
「俺の子なんだ。お腹の子。
親父も知ってる。」
あ…愛恋の子?
動揺を隠すように
「OK。それで離婚したんだ。」
「中学校の頃、俺学校に行ってなかったじゃん。
沙那が学校に行ってる間、不良達と絡んでいろんな女とヤッてるのがバレて・・・。
親父と上手く行ってなかったらしくて脅されて仕方なく。」
「それだけ?」
思ったより声が低くて自分でもびっくりした。
「一応。」
嘘ばっかり
「じゃあ質問いくよー」
事実はどれくらい話してくれるのかな?
「うん・・・」
「どうして学校行ってないの?玖慈良ちゃんや要珂ちゃんのせいだけじゃないよね?」
「沙那が帰ってくるときにいたかったのと、学校の奴らがうざかっただけだよ」
「いじめられたんでしよ。
頭良いし、かっこいいし妬みたくなるよ」
「沙那・・・」
「でも玖慈良ちゃんとは付き合ってたんでしょ。」
「うん。学1の美人と付き合えばマシになるかなって。」
「でも余計に悪くなったと」
「そう。俺、すっごく性格悪いけどいいの?」
「私のせいでしょ?」
ごめんね。
年下で
妹で
「ううん」
愛恋は泣きそうな顔をして首を振る
「ごめんね。
でもどんな愛恋でも好きだから心配しなくてもいいんだよ。」
早く大人になりたいな。
「ねえ、愛恋。今は無理だろうから私が大人になったら今してること私にして?
大人になるまでは他の人にしていいから。」
「俺がその時まで待てない。
沙那が中学生になったらでいい?」