あの夏の空に掌をかざして
『覚えてないの?あんた、迷子になっちゃって、公園で一人で泣いてたのよ』
ドクン、なにか、大切な予感がした。
「…それ、いつのこと?」
『そうねぇ、いつだったかしら…』
お母さんは、そう言い、思い出したように『そうそう』と言った。
"確か、あんたと日向くんが6歳のころだったわよ"
点と点が、繋がったような気がした。
放心状態になって、スマホを持っている手の力がぬけ、だらりと垂れる。
ドクン、なにか、大切な予感がした。
「…それ、いつのこと?」
『そうねぇ、いつだったかしら…』
お母さんは、そう言い、思い出したように『そうそう』と言った。
"確か、あんたと日向くんが6歳のころだったわよ"
点と点が、繋がったような気がした。
放心状態になって、スマホを持っている手の力がぬけ、だらりと垂れる。