あの夏の空に掌をかざして
通路の道印を辿っていくと、今までの円柱形の中にいたみたいな道を抜け、開けた空間に出る。
アーチ状に、上下左右が全て水槽になっており、まるで海の中に居るみたいだった。
「わぁ!群れが上を通ったよ!キレー!」
南国にいるような、色鮮やかな魚たちの群れが真上を泳ぎ、あたしははしゃいだ声をだす。
海の生き物たちが、手が届きそうな距離にいる。
光を反射し、キラキラと輝いている水面、すぐ側を泳ぐ魚たち。
あたしは二度目だったけど、それでもいつまでも眺めていられるほど、美しい景色だった。
「ん?これ…」
アーチ状の巨大な水槽の隅っこに、あたしは小さくて、よく見ないと見つけられないような看板を見つけた。
今までは、色々焦っていて楽しむ余裕なんてなかったから、見つけられなかったのだろう。
【甲羅にハートがある海ガメと出逢えた男女は、永遠に一緒にいられるジンクスがあるよ♪】
看板には、そう書いてあった。
アーチ状に、上下左右が全て水槽になっており、まるで海の中に居るみたいだった。
「わぁ!群れが上を通ったよ!キレー!」
南国にいるような、色鮮やかな魚たちの群れが真上を泳ぎ、あたしははしゃいだ声をだす。
海の生き物たちが、手が届きそうな距離にいる。
光を反射し、キラキラと輝いている水面、すぐ側を泳ぐ魚たち。
あたしは二度目だったけど、それでもいつまでも眺めていられるほど、美しい景色だった。
「ん?これ…」
アーチ状の巨大な水槽の隅っこに、あたしは小さくて、よく見ないと見つけられないような看板を見つけた。
今までは、色々焦っていて楽しむ余裕なんてなかったから、見つけられなかったのだろう。
【甲羅にハートがある海ガメと出逢えた男女は、永遠に一緒にいられるジンクスがあるよ♪】
看板には、そう書いてあった。