あの夏の空に掌をかざして
親友
【171回目】
今回は、前回楓の了承を得て、事情を話し、一緒にこのループを終わらせられる方法を探すことにした。
***
時計を見ると、午後1時を指している。
あたしはループしてすぐ楓に電話し、事情を説明して約束を取り付けた。
「この図書館で当たってるよね?…楓まだかなあ」
待ち合わせの場所は時逆町の図書館の前。
本当はあたし達が住んでる町の図書館でもいいと思ったけど、楓が、「その場所にある所の方が歴史とかがよくわかる」と言ったから、ここの図書館にした。
外観はすごく大きくて古いから、昔の書物なども沢山ありそうだ。
あたしは約束を取り付けて、日向にデートの取り止めを断ってから、すぐ支度してバスでこの町に来たのだった。
……今日いきなり誘って、しかもこんな急な時間なのに、快くOKしてくれるなんて、やっぱ楓はすごい優しいな。
なんて思っていると、楓が遠くから歩いてくるのが見えた。
今回は、前回楓の了承を得て、事情を話し、一緒にこのループを終わらせられる方法を探すことにした。
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時計を見ると、午後1時を指している。
あたしはループしてすぐ楓に電話し、事情を説明して約束を取り付けた。
「この図書館で当たってるよね?…楓まだかなあ」
待ち合わせの場所は時逆町の図書館の前。
本当はあたし達が住んでる町の図書館でもいいと思ったけど、楓が、「その場所にある所の方が歴史とかがよくわかる」と言ったから、ここの図書館にした。
外観はすごく大きくて古いから、昔の書物なども沢山ありそうだ。
あたしは約束を取り付けて、日向にデートの取り止めを断ってから、すぐ支度してバスでこの町に来たのだった。
……今日いきなり誘って、しかもこんな急な時間なのに、快くOKしてくれるなんて、やっぱ楓はすごい優しいな。
なんて思っていると、楓が遠くから歩いてくるのが見えた。