*愛。*―あなたがくれたモノ―




海斗の一言一言に反応する私は、

何処かがおかしいのかもしれない…。


そんな事を思いながらも、

デート出来ると知って喜んでいる私は…



本当に馬鹿だ…。



「あ―何着て行こっかな―!」



そんな、馬鹿な私は
大声を出して気持ちを紛らわす事しか…



出来ない…。







海斗に会う事を何よりも喜び…


海斗に会う事を何よりも恐れている私は…



いつからこんな風になったのだろう―?



いつから、振り回す女から、
振り回される女になったのだろう―?






[今着いた!]



それだけをメールして、
私は海斗を待つ…。



まだかな…?



なんて思いながら…







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