*愛。*―あなたがくれたモノ―
「いつか、海斗に愛してるよって言える日が来るのかな…?」
「あったりめ-だろッ!言わせるし、俺も言うしッ!!」
「そだね!」
海斗…
あのときの私は海斗の全てを知っても好きって言える自信あったよ…。
あのときはまだまだ考えが甘かったんだ…。
これからくる現実にまったく気付いてもなかったの。
だって幸せだったから…。
初めて本気で好きになった人と想いが通じ合って、
海斗の彼女になれて、
今まで私が歩んできた道を忘れてたよ…。
そう簡単には幸せは手に入らないんだね…?
私が歩いて来た道はあまりにも汚れていたよ…。
あまりにも…
汚れ過ぎていた…。
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