＊愛。＊―あなたがくれたモノ―

｢葵?何かあった…?｣

｢え…･･､別に…何も無いよ?｣



｢葵｡俺は葵の彼氏だろ?葵が悩んでるなんて､顔見ただけで分かる｡
なぁ､葵?俺には言えねぇ事なのか…?｣



｢…海斗｡｣



｢葵…ね､最初は断ってたんだ｡断ってたんだよ?
でもね…､愛海がひつこくて…･･｡
どうしてもって言うからｯ…｡………｣


｢どうしたんだ?｣


｢…その､…合コン･･に行く事になった…の｡ごめんね?海斗?葵､断り切れなかったのっ｡｣


｢合コン…?｣


｢うん…｡｣


｢別に行っていいぞ｡
但し､今回で最後だ｡ただえさえ､葵は可愛いから…､
色んな男が寄って来んのに…｡

でもまぁ､悪いって思ってるだけ､いいよ｡｣


｢本当に…?ごめんね…?｣


｢まぁ､葵が悩む程の事じゃね-よ!｣


｢え…｡｣


｢そりゃ心配だけどさ､
俺､葵の事信じてるしっ!｣


｢海斗…｡ありがと…｡｣



海斗からの言葉で

涙が出た…｡


嬉しいのやら､安心したのやら…､


色んな感情が入り交じった涙だった…｡










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