*愛。*―あなたがくれたモノ―
いつものように、
海斗とのデートの待ち合わせ。
私は海斗と付き合い初めてから…、
変わった。
入っていた男の連絡先は全て消した。
ナンパ待ちにも行かなくなったし、
唯の誘いにだって絶対つられない。
そんな私を見て唯は…
「昔から葵は可愛いかったけど、今の葵の方が全然可愛いよ!」
と言った。
正直、嬉しかった…。
変われてた。
もぅあの頃の私とは違うんだ。
そう思えてた…。
海斗がナンパから助けてくれた、いつかの時計下で、
今日も海斗を待つ。
「あ~!葵ぢゃん!!久しぶりぃ~!俺分かるぅ~?」
「分んない…。誰だっけ?」
「ヒロトだよ!ヒロト!ひで~なぁ。俺ら付き合ってたぢゃ~ん!でも、すぐ葵と連絡取れなくなったけどぉ~笑。相変わらず可愛いなぁ~!」
そう言って、ヒロトが私の髪を触った。
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