*愛。*―あなたがくれたモノ―



「―っ。触んないでっ!」



「いいぢゃん別にぃ~!」


「良くないし。もぅ、あっち行ってよ!め―わくなのッ!」



「そんな事言うなよぉ~!また、遊ぼうな!前みたいに!じゃ!俺行くわ~!」



「遊ばない!葵、彼氏居るから!」



「今までだっていたぢゃ-ん?」



「―ッ。…。」



「…ぢゃ、またな!葵。」




ヒロトは、私にひつこく付き合ってと言ってきた。


面倒だったから、

いいよ。

と答えた。それからというものの、


事あるごとに…、


メール、電話、メール、電話、メール、電話………。



とにかくウザかった。

周りの男から聞いたけど、私に本気で惚れてたらしい。



怖くなって…、連絡を取らなくなった。




まさか、ヒロトに会うなんて…、



もぅ二度と会いたくなかったのになぁ…。



そんな事を思いながら、

海斗と別れ、家に向う。






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