*愛。*―あなたがくれたモノ―
一通りの行為が終わったら、男たちは帰った。
部屋には、私とヒロトの2人になった。
「…ごめん。…葵…ごめん…。」
突然ヒロトが謝った。
「………、―ッ謝るくらいならッ!…―ッ………
謝るくらいなら最初からしないでよッ―ック…ヒッ―…。」
「…ごめん。―…本当にごめん…。」
認められなかった…、
認めることなんて出来なかった…、
認めることが出来るほど強くなかった…、
辛い現実を受け止められるほど大人じゃなかった…、
全てを受け止められるほど、出来た人間では無かった…。
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