*愛。*―あなたがくれたモノ―
私は海斗と別れてからも、
ひたすら海斗を待っていたのかもしれない。
アドレスも番号も何も変えず、
消しもせず…。
なのに海斗から、連絡が入ると怖くなる…。
逃げてしまう…。
汚いから、
汚れてしまったから…、
海斗が綺麗と言ってくれた体はもう何処にも無いから…。
海斗からのメールは一度も開けずに、保護しておく。
いつか、読める日が来るまでと、
あなたが思い出になるまでと…
自分に言い聞かせて。
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