*愛。*―あなたがくれたモノ―
しばらくしてから、
学校に行き始めた。
クラスで一番仲の良い
葉口波月{ハグチ ナツ}
が、
「葵が来なくなって超つまんなかったしぃ~!」
と抱きついて言ってくる。
波月は見た目は
可愛いというよりかは、
綺麗な方で、
なのに、性格は超がつくほどの馬鹿。
私よりも高い身長で甘えてくる。
可愛い奴だ。
波月も私を軽蔑しない。
レイプされた事以外は波月は私の全てを知ってるだろう…。
「葵に後悔だけはしてほしくないな、波月は。」
私が全てを話した後、
珍しく真剣にこう言った。
ああ見えて、波月は私のこと心配してるんだな…?
って思った。
良い奴だ…。
と思った。
…本人には絶対に言わないけど…。
大切な友達だ…。
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