*愛。*―あなたがくれたモノ―




しばらくしてから、



学校に行き始めた。





クラスで一番仲の良い


葉口波月{ハグチ ナツ}




が、



「葵が来なくなって超つまんなかったしぃ~!」





と抱きついて言ってくる。





波月は見た目は

可愛いというよりかは、

綺麗な方で、


なのに、性格は超がつくほどの馬鹿。


私よりも高い身長で甘えてくる。



可愛い奴だ。



波月も私を軽蔑しない。

レイプされた事以外は波月は私の全てを知ってるだろう…。





「葵に後悔だけはしてほしくないな、波月は。」






私が全てを話した後、


珍しく真剣にこう言った。





ああ見えて、波月は私のこと心配してるんだな…?




って思った。






良い奴だ…。




と思った。

…本人には絶対に言わないけど…。






大切な友達だ…。












_
< 44 / 119 >

この作品をシェア

pagetop