*愛。*―あなたがくれたモノ―






世界史の授業―。




今日も達耶と喋ってる。



基本的に私の男関係には口を出さない達耶、




そんな達耶が、


授業も鳴りやまない私の携帯を見て、口を開いた。




「お前の携帯って忙しいのな。」



「…は?急に何?」



「いや…、ずっと鳴りやまねぇし。忙しい携帯だな、ッて。」



「あぁ…ね、ほぼどうでもいい奴等だけどねぇ。」



「…男?」



「うん…。男。…ほら、あの3年のサッカー部のキャプテンとかさ!超ウザいし。」



「アドとか教えなければ良かったぢゃん。」



「だってしつこかったし。」



「ふーん…。大変だな。」



「ま…ね。」





達耶がいつもと調子が違うから…、





何か怖かった








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