今日も一条三兄弟と××な日々。


ドキドキと心臓がヤバい……。

匠さんがきた時に上半身は見たことがあるけど、お風呂上がりの聖なんて初めてだし。

なんていうか……色っぽくて本当にヤバい。


「お前インターホン鳴らしすぎ。仕方なく裸でさっき……」

「ええ!裸!?」

そして過敏に反応してしまう私。

だってさっき応対してくれた時に聖がそういう状態だったんだと想像したら、スピーカー越しとはいえやっぱりドキドキしてしまう。


「す、昴さんと晶くんは?」

その気持ちがバレないように話をすり替えた。


「ああ、兄貴は自分の部屋で寝てる。晶は兄貴の代わりに料理を作ろうとしたけど断念して今コンビニに……」

「昴さん大丈夫なの?」

「ちょっと日差しに当たりすぎただけで横になってれば明日には大丈夫だろ」

そう言って聖はタオルで濡れた髪を拭いていた。

ふたりきりではないけど聖と一条家のリビングでこうして話してるのはヘンな気分。

テレビの音もあまり耳に入ってこないし、聖の身体ばかりに目がいってしまう私は一体どうしてしまったんだろうか。
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