今日も一条三兄弟と××な日々。
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次の日。昴さんは本調子ではないものの学校に登校することができた。そしてまた校門では生徒会による厳しい登校指導が行われていた。
晶くんはもちろん服装を正す気なんてないらしく、今日も透明化で学校の敷地内へ。
おかしな校則のせいで校内の雰囲気はどんよりとしてるし、まだ昨日聖に言われた〝くさい〟の傷が癒えてないし……。
私はそのまま昇降口に向かって靴箱を静かに開けた。
誹謗の紙が入れられて以来けっこうビクビクしながら開けてるけど、あれから特に私への非難はない。
まあ、今学校がこんな感じだし女子たちも私に嫌がらせをしてる場合じゃないんだろうけど、あの悪口が嘘のように聞こえてこないからちょっと不思議。
「おはよう、茉莉」
教室ではすでに景ちゃんが席に着いていた。
景ちゃんはもちろん今日もスッピンだけど、あんなに校則を厳しくされたんじゃ逆に笑って開き直るしかないと言っていた。