今日も一条三兄弟と××な日々。
「茉莉は今日も一条くんと登校かあ」
景ちゃんがペットボトルのお茶を飲みながら、
なにか言いたそうな顔。
「いや、聖とだけじゃなくて昴さんは晶くんとも一緒だよ」
「ふーん」
「家が隣なんだから時間を合わせなくても必然的に……」
って、私はなにを必死に言い訳してるんだか。
すると景ちゃんはお茶を飲み干して、少し考えながらぽつりと言った。
「……そういえば、一条三兄弟のファンの妬みがいつの間にかなくなったでしょ?」
「え、う、うん」
嫌がらせをされても心配させたくないから景ちゃんには黙っていたし、今さっきそのことを考えてたばかりだったからちょっとビックリした。
「実は黙っててって言われたんだけどね……」
景ちゃんが私に小さく耳打ち。