今日も一条三兄弟と××な日々。


「もう!急にやめてよ。ビックリするじゃん!」

私はそう言って続きのお弁当を食べ始める。


「ビックリなの?ドキドキじゃないの?」

ちょっとムッとしてる晶くん。その顔もやっぱり可愛くてイメージがそこから離れない。


「晶くんは年下だし、可愛い弟みたいだからドキドキというよりキュンキュンするかなー」

母性本能をくすぐるから晶くんが年下にモテる理由は分かるけど。


「……へえ、弟、ね」

晶くんの声色が変わった瞬間にいきなり両腕を掴まれて、そのまま上に押し付けられた。

可愛いくせに力が強くて、晶くんが右手だけで私の腕を拘束している。


「あ、晶……くん?」

またイタズラのつもり?

だけど掴まれてる手が熱くて痛い。


「弟なんでしょ?だからこうしてじゃれ合うのも姉弟愛だよね?お姉ちゃん」

晶くんの手が私の足に触れる。


「……っ」

その手はだんだんと這うように上へと上がってきて、ついに指先は私の太ももに。


「あ、晶くんっ!」

いくら名前を呼んでも晶くんは止めてくれない。

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