今日も一条三兄弟と××な日々。


でもなんで三人は逃げてきたんだろう? 

たしかにキャラは濃すぎるけれども、きっとこれは慣れていそうだし呆れた顔を見る限り今日に始まったことじゃない。

兄弟の中では一番お喋りな晶くんでさえ黙ったままだし……。


「さて、じゃあ……そろそろ」

匠さんが立ち上がって腕捲りをした。ニヤリとほくそ笑む姿は楽しんでるというかワクワクが止まらないって顔。


「三人とも服を脱ぎなさい」

……え?今なんて?


「「「絶対イヤだ」」」

三人の声が綺麗にハモる。それでも匠さんはじわりじわりと近づいて最初のターゲットは晶くん。


「さあ……早く身体を見せなさい」

「ムリ……っ」

「それなら無理やりするから覚悟しなさい」

「やめ……やめ………」


それからは一瞬だった。

匠さんはぺろっと晶くんのTシャツを脱がせて両手両足に奇妙な血圧計のようなものを巻く。

そしてモニターのようなものを用意して電極のスイッチをON。さらに身体のあらゆるところにペタペタとシールのようなものを貼って、それは導線で繋がれている。
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